長年、装置の小型アクチュエーターといえばエアシリンダーでした。
安い。
速い。
使い慣れている。
確かに多くの現場で活躍してきました。
しかし最近、設備担当者からこんな声を聞く機会が増えています。
エア漏れが止まらない。
配管が邪魔。
速度調整に時間が掛かる。
停止位置が安定しない。
コンプレッサーの電気代が高い。
設備が増えるたびにエア容量が不足する。
実はこれらの悩み、多くが「空気で動かしていること」が原因です。
そこで注目されているのが、IAIのロボシリンダー®細小型です。
今回のリニューアルでは、単なるモデルチェンジではなく、エアシリンダー置換をさらに進める性能向上が行われました。
まず最大可搬質量は従来の3kgから12kgへ向上。水平可搬では約4倍です。
つまり、
「小さいから力が出ない」
という従来の小型電動アクチュエーターの弱点が大きく改善されています。
さらに最高速度は300mm/sから550mm/sへ向上。約1.8倍の高速化を実現しました。
エアシリンダーを採用する理由として
「速いから」
という声がありますが、電動でも十分比較対象になる領域に入ってきています。
さらに電動最大のメリットは位置決めです。
エアシリンダーは基本的に
前進
後退
の2点制御です。
一方ロボシリンダーなら、
途中停止
複数位置停止
速度変更
加減速変更
も自由です。
しかも今回のモデルはバッテリーレスアブソリュートエンコーダー搭載。
電源投入時の原点復帰が不要になりました。
朝の立上げ。
設備停止後の再起動。
停電復旧後。
こうした作業時間も削減できます。
さらに保全部門にとって大きいのが、
エア漏れ点検が不要
レギュレーター調整不要
スピコン調整不要
エア配管削減
という点です。
最近はコンプレッサーの電気代高騰もあり、
「エアを減らしたい」
という相談も増えています。
ロボシリンダー®細小型は、
小さいからエア
ではなく
小さいからこそ電動
という新しい選択肢を提案する製品です。
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最後にひとこと
エアシリンダーは今後も必要です。
しかし、小型搬送・位置決め・押し当て工程の多くは、すでに電動化を検討する時代に入っています。

